121日目 ゲイに怯えた夜(後編)

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<今日のあらすじ>
( ゚д゚)…

 

( ゚д゚ )

(注:ゲイの方々を差別する意図はないので、誤解しないでください。)

<121日目 2012.08.27>
バザールクルゴン → タスコムール

 

 

 

 

 

(121日目、続き)

夕方、走行を早めに切り上げることにした。

 

 

シャワー浴びれるところがあったので、ギル君がシャワーを浴びることに。

 

僕はその間写真を撮って待つ。

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はい、チーズ。

 

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子ども「はよ撮れや。」

 

 

 

 

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その後、近くにカフェがあったので、そこの裏にテント張っていいか尋ねた。

すると、カフェの横ににあるベッドで寝ていいことになった。

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ここ。

 

 

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カフェをやっている一家。

ちなみに真ん中にいる人はギル君。
一緒に旅をして、もう2週間くらいか。

 

 

 

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仲よしこよし。

 

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仲よしこよしがゲイもとい芸やります。

 

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ローラ「オッケー♪」
春日「トゥース!!」

 

 

 

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カフェの親父さん。

 

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おっちゃん2人と一緒に飲むことになった。

(このおっちゃんたちはカフェの一家ではない。)

 

 

 

子どもたちがカメラを使いたがるので、しばらくカメラを貸した。壊すなよ・・・

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後で写真を見てみると、意外と面白い。

 

 

カメラを返してもらった。

子どもたちは今度は写真を撮ってもらいたいらしい。

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ギル君のギター講座。

 

 

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男の子2人は自転車がお気に入り。

 

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騎馬戦やってるみたい。

 

 

 

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さて、そろそろ寝るか・・・。

おっちゃんたちはまだ飲んでいるようだ。

 

 

・・・

 

 

あれ、ギル君はどこに行った?

トイレか?

 

 

まぁいいか。そのうち戻ってくるだろう。

 

 

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ジョジョ立ち。

 

子どもたちは遊びたいらしく、ちょくちょくちょっかいを出してくる。

一緒に遊んでいると、ギル君が帰ってきた。

 

 

ギル君「へい!!yu-!!」

興奮気味のギル君。

 

 

どうしたんだろう?

僕「何?」

 

 

ギル君「一緒に飲んでいたおっちゃん、ゲイだよ。」

ギル君「おっちゃんの1人が俺の腕を掴んで、どこかへ引っ張っていこうとしたんだ!!!」

 

 

ほう・・・。

 

 

ギル君「腕を掴む力も強くて驚いたよ。」

何度も驚いたと言っていたから、本当に驚いたんだろう。

 

 

 

僕「寝てる間にそのおっちゃんが来たら怖いね。気をつけないとね。」

そうは言ったが、その時は気楽に考えていた。
nightsky
夜は星がきれいだった。(この画像は以前撮った別の星空。)

 

 

しばらくして、僕は飲み会のテーブルにノートを置き忘れたことに気付き、取りに戻ることにした。

飲み会は終わっていて、カフェの親父さんとお袋さんがテーブルを片付けている。

 

 

 

ゲイのおっちゃんはいない。

どうやら帰ったようだ・・・。

 

 

 

ノートを持って帰ろうとすると、子どもたちがまた遊ぼうと近寄って来た。

僕は「子どもは早く寝ろよー」と日本語で言うも、子どもたちは理解しない。

そりゃそうだよな。

 

 

 

子どもたちは、現地の言葉を教えてくれた。

ロシア語だかキルギス語だか分からないが。

子どもたちは指さしながら、「アチキ(眼鏡)、グス(目)、チャチ(耳)、タプチ(靴)、・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

がしっ!!!

 

 

 

 

!?!?!?

 

 

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ゲイのおっちゃん!?

横から強い力で腕を掴まれた。

 

 

 

あれ?帰ったんじゃないのか?

 

 

 

ギル君から話は聞いていたものの、ゲイのおっちゃんはもう帰ったと思っていたので、不意を突かれた。

ゲイのおっちゃんは僕の腕を引っ張り、どこかへ連れて行こうとする。

しかし、僕の方が力が強かったらしく、踏ん張ってその場にとどまることができた。

 

 

 

ゲイのおっちゃんは次第に綱引きするような体勢になり、本気を出してきた。

僕はそのシュールな光景に戸惑い、腕を振り切ることを忘れ、5秒くらい一緒に綱引きをしてしまった。

カフェの一家もその光景に( ゚д゚)ポカーンとしていた。

 

 

 

・・・

 

 

 

ふと我に返り、僕はゲイのおっちゃんの腕を振り切った。

カフェのお袋さんも慌ててゲイのおっちゃんをなだめに入ってくれた。

親父さんはまだ( ゚д゚)ポカーン状態。

 

お袋さんは僕に「あっちへ行ってなさい。後は自分たちがなんとかするから。」と(いうようなことを多分)言って、その後しばらくゲイのおっちゃんと口論していた。

カフェの一家には申し訳ないと思いつつ、僕がいてもしょうがないので、寝る場所に戻ることにした。

 

 

大丈夫かな・・・。

 

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寝る場所に戻り、ギル君に報告。

 

 

 

夜中に寝ている内に襲ってこないだろうか・・・。

不安になってきた。

 

 

 

そもそも、おっちゃんはゲイなのか?

ちょっと考えてみた。

 

おっちゃんは僕らから金品を盗ろうという感じではなかった。

僕らがおっちゃんを不快にするようなこともしていない。多分。

じゃぁ何だ・・・?

 

 

飲み会では、おっちゃんは僕らをしきりに触っていた。

必要以上に腕を掴んできたり・・・。

 

さっきは僕らをどこかに連れて行きたがっていた。

それも、どちらか1人だけを・・・。

 

 

 

 

やっぱりゲイだ!!!

 

 

 

 

・・・

 

 

 

まぁ、今はこっちは2人だし、もう大丈夫だろう・・・。

多分・・・。

・・・おやすみ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「がたっ」

 

 

 

 

 

( ゚д゚)゚д゚)うおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!

 

 

 

 

 

・・・なんだ、子どもか・・・。

早く寝なさい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「がささっ」

( ゚д゚)゚д゚)うおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!

 

 

 

 

・・・なんだ、風か・・・。

やめてください・・・。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

こうして、物音が聞こえては

( ゚д゚)゚д゚)うおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!

を繰り返し、夜が更ける・・・。

 

結局、何事も無く無事に朝を迎えることができた。

 

 

 

 

今日はきれいな景色を眺めながら、のんびりと1日を終える予定だった。

しかし、ゲイのおっちゃんのせいで、スリリングな気分で1日を終えることになった。

 

(後編終わり)

【走行距離】
本日:69km
累計:9,887km

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