＜今日のあらすじ＞
昨晩飲んだウォッカが原因で、僕とギル君の2人ともお腹を壊した。
満身創痍で先に進む。
＜115日目 2012.08.21＞
中国-キルギス国境から160km程の場所 → 中国-キルギス国境から230km程の場所
起床。手前にある黄色いのは、ギル君のギター。
・・・
なんだか・・・
お腹の調子がおかしい・・・。
昨晩からお腹の調子が悪かったんだよなぁ。
聞くと、ギル君も同じらしい。
2人共通ということは、昨晩のウォッカが原因か。
昨夜は気温が下がり、寒さで目が覚めるくらいだったのも原因の一つか。
・・・
近くのカフェで朝ごはんを食べ、具合が少し良くなってから出発した。
山の色がきれい。
今のところ下り基調で楽だーーーーー。
・・・おや？
少し上り坂があった。きつい。。
うーんきれいだ！
たまにこういう景色に出会えるから、自転車旅行は止められない。
楽しいーーーー！！！！！
具合悪くて辛いけど・・・・。
小さな村がちょくちょく現れ始めた。
ひたすら山を抜ける。
またカフェを発見。
お菓子を売っていたので、お菓子を買って中で休憩。
奥にいる赤い服を着た子が、サンダルを持ってきてくれた。
僕＆ギル君「ありがとう。でも、これ何で持ってきたの？」
赤い服の子「・・・・・・・・・(ﾟ⊿ﾟ)ｼﾗﾈ」
「一緒に釣りしようよ！」
ギル君が先に行ってるので断ったが、、、いやー釣りも楽しそうだな。
つか、右の子の服がドルチェ&ガッバーナ！！！！
上にいる人、暖かそう。楽しそう。
「よっ！」
この後、違う人から一緒にウォッカを飲まないか誘われたが、これも断った。
キルギスでは、昼からウォッカを飲んでいる人をしばしば見かける。
昼間っから飲んでるとか、、、まともな人じゃ・・・ないよなぁ・・・。
昼から酒を飲むのは良くないことだと、なんとなく分かった気がした。
この岩・・・素晴らしい。
今日は全然進んでないな。
商店を発見。
アイス買えた！！
商店で買い物し、店の前でアイスを食べていると、隣の家のおっちゃんが話しかけてきた。
おっちゃん「うちに泊まっていけよ！」
今日はあまり進めてないから、先に進みたい気持ちもあったが、体調も良くないので泊めてもらうことにした。
敷地内を案内してもらっていると、ビリヤード場を発見。
地元の人が集まって遊んでいた。
ちなみに、有料。
敷地も広いし、ビリヤード場もあるし、おっちゃん金持ちか！
ギル君のギターの絃が1本切れていたので、張り替え。
とは言っても、ギター専用の線がある訳でもないらしい。
おっちゃんが何かのコードを持ってきて、回りのビニルをナイフではがし始めた。
コードの中の線を使うようだ。
こんなものが代用品になるのか僕もギル君も半信半疑だったが、おっちゃんがやる気なのでやってもらうことにした。
・・・
ちょ、ナイフ危ないよ！！おっちゃん、自分の足に刺さりそうだよ！！！
(；ﾟдﾟ)(；ﾟдﾟ)ｺﾞｸﾘ…
・・・
直った！！
音も悪くない。
なるほど、コードでも代用できるんだな。
夜はここで寝た。
日が暮れ、ギル君は具合が悪いので、早めに寝てしまった。
僕は具合がだいぶ良くなったので一人起きていると、次第に敷地内がにぎやかになってきた。
おっちゃんの家は敷地が広く、地元の人々が集まれるように開放されているらしい。
おっちゃんに呼ばれたので、賑やかな中に出ていった。
自転車を保管してある建物の鍵を渡され、明日鍵をどこに置いておくかの指示を受けた。
その後、寝る場所に戻る時に、20代後半の兄ちゃんたちに呼び止められた。
7人で飲み会を開いているらしく、混ぜてもらった。
まだお腹壊してるんだけど、、、ビールを勧められたら断れない。
・・・
彼らは日本の車を持っていて、「ホンダ、ホンダ！」「スバル、スバル！」と連呼していた。
「車が日本語をしゃべるよ」とのことで、車が何て言ってるか教えて欲しいと言われた。
車「カードが挿入されていません。」
片言のロシア語で意味を教える。
そして「カードが挿入されていません。」と僕がリピートすると、なぜか大爆笑された。
酔っ払いのつぼは意味が分からないよ。
【走行距離】
本日：69km
累計：9,887km
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