72日目 開けた大地を下っていく

＜今日のあらすじ＞
坂を40km上り、坂を30km下る。
坂はまっすぐなので、ブレーキをかけずに下ることができる。快適。

＜72日目 2012.07.09＞
永昌県 → 山丹県

 

 

 

 

(現在、道中で出会った中国人のチャン君と、酒泉まで一緒に行くことになっている。)

朝起きたら雨が降っていた。
そこでチャン君から一言。

「バスで行くのはどう？」

僕は自転車で行きたかったので、その旨を告げる。

ここで解散か・・・

 

 

 

 

 

 

 

とはならず、結局、二人で自転車で行くことになった。

気が乗らない天気の中、出発。

 

微かに雨が降っている。

 

坂を上る。

 

晴れ間が見えてきた。

 

中国人チャリダーたち。

 

晴れた。
ひたすら上り坂を進む。

 

40km上り、頂上に着いた。
後ろを振り返っての1枚。

 

これから30km下る。

めっちゃ気持ち良い。
天気はいいし、景色はきれいだし。

カーブも少ないので、ブレーキをかけずに進める。

開けた大地を下る。

遠くに万里の長城が見える。

 

万里の長城を横切る。
これは明代長城。

 

あと7kmで今日のゴールに着く。
もう少し。

 

 

 

・・・のはずだった。

 

 

 

ここで、チャン君のタイヤに異変が・・・。
昨日に引き続き、パンクしていた。

 

 

僕がパンク直せるよと言っているのに、彼は自転車を押して街まで歩くと言う。

街に着いてから、店でチューブとタイヤを替える。
パンクを直すにも水が無く、修理は難しい。
そんな理由を挙げていた。

 

彼は僕を信頼していないのかもしれない。
しかし、僕がチャン君の立場でも同じことを言うだろうと思ったので、気にしないことにした。
気持ちは分かる。

 

 

 

結局、1時間半くらいかけて、街まで歩いた。

 

 

タイヤとチューブを交換。

 

今日は、2人で40元(520円)の招待所に泊まる。

 

 

朝は雨が降っていて憂鬱だったが、午後になり晴れて、30kmの下りを楽しめた。

 

【走行距離】
本日：106km
累計：6,117km

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チャン君の自転車はまだ数百キロしか走っていないのに、チューブとタイヤがだめになりました。中国の道路が悪いのか、中国のチューブとタイヤが脆弱なのか、それとも単に運が悪かっただけなのか。

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